まず初めに、日本の車は基本的に左側通行である

これは周知の事実だろう。

運転免許証を持っていようが持ってなかろうが

一般常識として頭に入っている。

しかしふと世界に目を向けてみると半数以上の国が

右側通行なのだ。そこで今回はこの左右通行帯の

違いがなぜ生まれたのか、について見ていこう。





その前に、歩行者対車両の場合は対面通行

これを勘違いしている歩行者は多い。

日本では車両が左側通行なのに対し、歩行者は

右側通行だ。これは車両が

右側通行だろうが左側通行だろうが自動車が

普及している国では当たり前のように制度化されている。

これはなぜか、もちろん歩行者に車両を

認識させるためだ。日本は当初対面通行の制度はなく

終戦後に車両が普及し始めると死亡事故が多発した。

(1946年の交通事故は3件に1件の割合で死亡事故)

交通事故における死亡者数は終戦後まもなく

毎年のように年間4000人を越えており

自動車が多くに普及している現在とでほとんど

変わらない(2014年に4113人)

このため1949年11月1日より車両と歩行者の

対面通行が制度化された。

これは戦後GHQからの要請もあったそう。

(GHQは車両右側通行、歩行者左側通行を求めたが

当初から車両が左側通行だった日本は莫大な資金が

必要となることから歩行者を右側通行にすることで

対面通行を制度化したとされる)



まずは日本含む車両左側通行の国から

赤塗りが車両右側通行、青塗りが車両左側通行の国

この画像を見れば一目瞭然だろう。世界の国々の

多くは車両右側通行なのである。

そんな中まずはどうして日本が

車両左側通行なのかを見ていこう。

日本が左側通行である理由として筆者は

武士がいた時代、武士たちが左腰に差している

刀が対面者に当たらないようにと左側通行を

しており、それが自然と定着した。という説が

有力なのではないかと思っている。

日本の他に左側通行なのはイギリスが挙げられるが、

明治政府がイギリスの制度に範をとったことから

左側通行が一般化されたのではないかという説もある。

世界の左側通行を採用している国の多くは

イギリスの影響を受けた国である。

車両右側通行の国は?

さて、世界の大多数を占める右側通行だが、

なぜ右側通行なのか。こちらも諸説あるが、

日本の刀に近い理由では馬車の馭者が鞭を右手で

振るため、その鞭が対向車に当たらないよう

右側通行になったという説がある。

他にも様々な説があるのはあるが決め手に欠け、

左右どちらも明確な説は確定していないようだ。

ひとまず先進国でも左右が分かれているが、

比率では圧倒的に右側通行が多いということは

知っておいてもらいたい。

なぜ車両は走行車線の内側が運転席なだろうか

ここでもうひとつの疑問に触れておこう。

この疑問から走行車線の違いを意識した方も

いるのではなかろうか。左側通行の国は

右側に運転席が、逆に右側通行の国は左側に

運転席が設けられている。

このため外車=左ハンドルという認識の方も

多いだろう。外国の多くは右側通行なのだから。

しかしなぜ内側に運転席があるのか。

結論だけ言えば内側に運転席を設けてある方が

安全性の向上が図れるのだ。

車両がすれ違う場合や対向車の確認時、

追い越し時の視界の確保など理由は様々である。

これには法的規制

(逆ハンドルの車の登録や走行を認めていない)

をかけている国もあるほどだ。

日本に規制はなく、消費者の趣味嗜好により

輸入車の一部は左ハンドルのままで

車両が販売されている。

調べてみると奥の深い車両通行

やはり国柄や過去に交流した国の影響を

受けているところが多いようだ。

日本では問題ないが、自家用車を海外で直接

使おうという場合はその国に法的規制がないかどうか

しっかり確認をしておくべきだろうと感じた。

それではみなさんよきカーライフを。