
みなさん、こんな単語を聞いたことはないだろうか?
プリウスミサイル
今回はこのプリウスミサイルについて見ていこう。
トヨタのプリウス

トヨタのハイブリッドカーといえばまずこれ、
プリウスである。プリウスミサイルにはもちろん
プリウスが関係しているのだがまずはこの
プリウスについて見ていこう。
プリウスは1997年に製造、販売を開始した世界初の
ハイブリッド専用車(スプリット方式)である。
パワートレーンシステムについては割愛するが
発進加速ではモーターとエンジンを使い、停車時は
アイドリングストップ、同クラスの車のおよそ2倍の
燃費を可能にしたのがこのプリウスである。
2019年上半期の新車登録台数は7万台を越え
日本で1番売れている車の名を欲しいままにしている。
アイドリングストップ機構もトヨタが先駆け
さて21世紀、車は燃費戦国時代と言われるほど
燃費向上に重点が置かれている。その燃費向上の
一因として挙げられるのが
今ではお馴染みアイドリングストップ。これも
先駆けはトヨタなのだ。1971年、クラウンに
採用したのが始まりと言われているが当時は
マニュアル車ばかりの時代。あまり実用的とは
言えなかった。しかし時代が移り変わり
オートマチック車が普及し始めるとその機能採用が
大ヒット。今では各社多くの車で採用されている。
そんな人気車種プリウスがなぜそんな悪名をつけられているのか

この単語を知っていて見にきている方はたくさんの
プリウスミサイル画像を見たことがあるだろう。
見たことがない方に端的な説明をすると
プリウスが前後発進して施設に突っ込む様子が
さながらミサイルのよう、さらにその発生件数が
爆発的に多いことが起因している。
原因は誤操作によるものだ。しかしまずは
その誤操作の原因を見ないといけない。

まずはこれを見て欲しい。プリウスのシフトノブだ。
このシフトノブを見慣れない方は違和感があるだろう。
まずパーキング。最近の車はパーキングが
シフトノブにないパターンが増えている。
なぜ人気なのか筆者にはわからないが…
さらに特筆すべきはドライブの位置である。
筆者はMT車で自動車免許を取ったのだが
これはMT車のシフトレバーでいうリバースの
位置なのである。(車種による)
今までMT車を運転してきた年配の方が
プリウスデビューし、いつも通りの感覚で
下がろうとレバーを入力、しかしそこはドライブ。
当然前に進むわけだ。そのまま焦ってアクセルを
踏んでしまえばほら、プリウスミサイル。
という具合の話なのである。
特に高齢者ドライバーに多いことは統計で
明らかになっている。そら間違えるわ。

まだこの形なら間違えにくいのだが…
なぜあのシフト配置にしたのか…
そもそも年配になるにつれ判断力は低下するため
事故が増えるのは必然といって仕方ない。
だから口うるさく免許返納してくれと
行政がお願いしているわけだ。しかし車のない生活が
不便だと思う方は多いはず。
だからこそ注意して運転しないといけない。
だが長年の癖というのはなかなか抜けないものなのだ…
プリウスミサイルは安全装置を発展させた

別にプリウスミサイルが全ての元凶というわけではないが
少なからず最近の安全装置案の一因を担っているのは
間違いない。自動ブレーキなどはいい例である。
さらにリバースシフトの際、車内に通知する
スタイルも増えてきた。
今では当然のようにリバースシフトで電子音が
鳴るが、昔のMT車はそれすら鳴らなかった。
時代の流れが車を進化させるのだとつくづく。
プリウスのみならず、操作ミスには気をつける

(こんなことにはなりたくないな…)
筆者も1度だけ、アクセルとブレーキを
踏み間違えたことがある。交差点右折時に
減速するつもりが加速した。その時は愛犬を車に
乗せており、その事に気を取られて踏み間違えた。
大きく加速した訳ではなく、そのままブレーキを
踏み直して事なきを得たが、やはり自分の運転を
過信するのはよくないなと。以後気をつけている。
(筆者の車はプリウスではない)
事故はいつ起こるかわからない、もちろん
自分が加害者になるか被害者になるかもわからない。
だからこそ、凶器を扱っているという気持ちをもって
運転して欲しい。それではまた。